このたび、以下の理由にともない、当社「ちから」で製造・販売、または調理提供するだし・つゆ商品について、原料の一時的な変更を実施いたします。
原料変更の内容
当社のだし製品に使用する原料のうち、「昆布」の種類と配合率を変更します。
昆布の説明
利尻昆布(りしりこんぶ)とは・・・
北海道道北の利尻島、礼文島をはじめ、道西部の留萌(るもい)以北から稚内をくだり、網走(あばしり)沿岸までの海域で水揚げされる昆布です。
うまみが強くて味が濃く、透明で澄んだだしをとることができるものです。
真昆布(まこんぶ)とは・・・
北海道道南(函館)沿岸で水揚げされる昆布です。
厚みがあり、上品な甘みとうまみの感じられるだしをとることができるものです。
昆布の水揚げエリア
原料変更の理由
2024年の「利尻昆布」水揚げ量が壊滅的な状況にあり、当社「ちから」の2025年年間使用量を満たす原料買い付けが叶いませんでした。
昆布仕入先等と打ち合わせを重ね、利尻昆布の味わいに近いとされる「真昆布」をブレンドすることで、この状況下においても「ちから」の味を損なうことのない商品提供をおこない続けるために対応するものです。
原料変更の対象商品
「ちからのだし」
「ちからのつゆ」(夏季限定)
- 調理提供する「ちからのだし」「ちからのつゆ」を使用したすべてのうどん/そばメニュー
- お持ち帰り提供する「ちからのだし」「ちからのつゆ」を使用したすべてのうどん/そばパックメニュー
- (本店・堀川店限定)丼メニュー
※「ちから 一番だしパック」は、今回の原料変更には適用いたしません
原料変更によって想定される味の感じ方について
昆布の原料に「真昆布」をブレンドすることで、想定される味の変化は以下が考えられます。
- だしの「うまみ」を少なく感じる可能性があります
- しょうゆの「からさ」を感じる可能性があります
真昆布は、利尻昆布の味わいに近いものがあるとはいえ、それぞれの昆布の特性のためにこれまでの「ちからのだし」等とは味わいに違いを感じられる方があるかと思われます。
今回の実施を前に配合や製法の調整を繰り返してきましたが、これからの日々のだし製造、店舗でのだしの管理においても、上記のポイントを安定させるように取り組んでまいります。
原料変更の実施日
2025年 1月 22日(水)製造分より
実際の変更は、各店舗の在庫状況によって異なります。あらかじめご了承ください。
今後の見通しについて
2025年の昆布水揚げ状況については、6月〜8月頃に見通しが判明し、8月中旬より水揚げ漁が開始する予定です。
今後、昆布の育成状況や水揚げ見込みを考慮しながら、だしに使用する昆布の方針を決定してまいります。
お客様にはご理解賜りますことを心よりお願い申し上げます。